マイペンランちゃん

この前、スクンビットカラオケ顔デカオカマガールのお店に行きました。


上司に連れられて仕方なく・・・。


運が良いのか悪いのか、顔デカガール不在。


お客が多くて、ガールも殆ど居ない。


仕方なく強引に選んだガール。


コイツもまた顔がデカイ。


そんな顔デカガール２の番号をきっちり聞いて帰りました。


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では、つづきです。




いよいよ今日はオデコと再会の日。



『調子悪いから、今日もお見舞いに来てくれる？』



というトムちゃんは勿論無視して、僕はオデコに会いに行く。



あれから５年・・・。


バイアグラ２錠飲んで５年・・・。


ぶっ倒れて５年・・・。


R君に担がれて５年・・・。


キングスコーナーの前で、水打っ掛けられて、鼻スースー塗れにされて目が開かなくなって５年・・・。


日本語がほんの少しだけ出来たオデコとタイ語ゼロだった僕は、あの頃何を話していたのだろう・・・。



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オデコから連絡が来る。


『ラン、覚えてる？今日一緒にご飯に行くのこと。』


『覚えてるよ。』



確か５年前はオメー、ブッチギリやがったよな。



『スクンビットの焼き肉屋に７時集合ね。』



ほうほう。生意気に焼き肉ですね。


てか、オメー肉食えたっけ？？



『おk。』



５年ぶり、５年ぶりのオデコが座っている。


焼き肉屋の前のベンチに座っている。


まだ顔はハッキリ見えないけど僕には分かる、オデコスタイルが。




『久しぶり。』


『久しぶりだね。』


５年ぶりのオデコは、５年ぶりのオデコは・・・・・ないわ・・・。


『オバちゃんになったでしょ？？』


『う、ううん。そんな事ないよ。』


『ランは変わらないね。羨ましいよ・・・。』



オデコの質問に僕は困った。


５年ぶりのオデコは、着ている服はスタイリッシュだけど、本当にオバハンになっている。


あの時の、僕を虜にした、僕をタイにハメたオデコはここには居なかった・・・。


勝手、本当に勝手だけど・・・期待した自分が悪いけど、僕の心の中のオデコはもう居ない・・・。


ごめんオデコ、こんなこと考えて。



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『オデコは何歳になったの？』


『２８歳だよ。』


『今は何してるの？』


『タニヤはもうヤメて、彼氏と彼氏の子供と一緒に生活してる。』


『そっか。良かったよ。オデコが元気そうで。』


『うん。ランも元気そうで良かった。オンナはイッパイできたでしょ！？』


『うん。まぁ、ボチボチ。』


『いいな、楽しそうで。』


『オデコは楽しくないの？』


『楽しいけど・・・もう疲れた。子供も彼氏の子供だし・・・ワガママだし・・・。』



完全にお母さんですね。



『時々一緒にご飯食べようよ。』


『うん、そうだね。もし、オデコが疲れたら言ってよ。』



残念だけど・・・次はないな・・・。



牛肉の食べれないオデコと焼き肉を食べ終わって、



『ラン、これからどうするの？一緒にタニヤ行く？』



その選択肢はナイッス。



『どっかお酒飲みに行く？』



何か、何かごめん。



『ごめん。今日は約束あるから帰るよ。』



この時何でウソ付いて帰ったのか自分でも分からない。


５年という長い年月。


どれだけタイ語が話せても、どれだけ日本語が話せても、５年前には戻れない。


５年前をほじくり返した事を少しだけ後悔しながら、僕はR君にオデコを写メール送信した。


R君も僕と同じ感想だった。。。



けど、ありがとうオデコ。


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つづく


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