マイペンランちゃん

上手くカエルを誘い出す事が出来た。
あとは、何とか帰っていただくだけ。。。。。

カエルは歩きなが何やらベタベタ塗っている。
ラン：何塗ってるの？？

カエル：日に焼けるから、日焼け止めna。

・・・時々塗っている娘居るけど・・・

『無駄な抵抗は止せ！！！』と今回は言ってみた。

カエルは笑いながら僕にもベタベタ塗って来る。
ヒステリックな所はあるけど、カエルも可愛いレディー。だから部屋に乗り込まれても一緒に居るんだけど。。。

カエル：私、お店辞めても良い？？

ラン：辞めてどうするの？？

カエル：バービアで働く。

ラン：何でバービアなの？

カエル：夜の仕事はやりたくないけど、お金良いから。でも、お客さんと一緒に帰りたくない。だって、ランがいるから・・・。

真面目か！！！

カエル：次来るときはあ母さんに会ってね。。

結婚か！！！

ラン：チャーチャー（ゆっくり、ゆっくり）と言ってその場を乗り切った。。。



サイアムに到着して、僕は自分の好きなブランドの服を見る。
カエルは何も見る様子はなく、店の中の椅子に座っている。

ラン：カエルちゃんは見なくて良いの？？

カエル：うん。ラン見てるから。。。

こういう可愛い台詞を普通に言えるこの娘達に僕は魅了されているのかもしれない。。。

買い物も終わり、後は帰ってもらうだけ。
作戦２開始。

ちょっと心は痛かったけど。

ムー先輩に電話して、適当に会話した後、

ラン：ごめんね。カエルちゃん。今からお客さんと会わないといけなくなった。空港行く前に会わないとだから、このままお客さんの所に行くね。　女の子一緒は良くないから。。。

今にも泣き出しそうなカエルちゃん。
でも、ここは心を鬼にしなくては。

やっとの事で慰めて、タクシーに乗せる事に成功。
パシャパシャとカエルちゃんは写真を撮りながら帰って行かれた。

よっしゃーー！！！

フリーダム！！！！！

サイアムの街の中で、僕は叫びそうなのをグッと我慢した。

つづく





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