マイペンランちゃん

笑顔でランさんの隣にやって来たのは・・・・・。


蜂子



蜂子と合うのはどのくらいブリになるのか・・・。


最低半年は合ってないし、お祭りとかナナコやらでバカラからは足が遠のいていたから。


前にバカラに来た時に見かけたけど、連れて帰る気がなかったので、絶対に近寄って来るなよ！！のオーラを纏っていたので・・・。


にしても久しぶり。

久しぶりすぎて、ちょっと嬉しく成って来た。



『おう、蜂子、元気か！？』

『うん。元気！！』

『にしても、久しぶりに合ったけど、オメーちょっと太っただろ！！』

『言わないでよ！！ランは細い子の方が好きでしょ！？』

『うん。細い子が好き。』

『ランはホント意地悪だね！』

『ランは信じないかもしれないけど、ワタシホントにランの事好きだったんだからね。』

『・・・・・。』

『電話もいっぱいしたでしょ！』


何かちょっとだけオイシイ展開の予感・・・。


ランさん頑張れ！！！
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『そうだったかな・・・。覚えてないよ。』

『今日は一緒に帰ってくれるの！？』

『ゴメン。一緒には帰れないよ。』

『何で！？　チップとか要らないから。』


何かちょっとだけオイシイ展開の予感・・・。



『うん、けど、一緒には帰れなんだよね。』

『何でよ！！』

『今、女の子の部屋に一緒に住んでるから・・・。』

『え！？彼女なの！？』

『はい。そういう事になります。』

『何で！！！ワタシじゃダメだったの！？』


何なんですか！　このクイッ付きブリは！！


『彼女はお店の子なの？』

『うん。』

『ランは怒らないの？』

『何で怒るの？？』

『だって他のお客とヤルんだよ。』

『仕事だから仕方ないんじゃない？？』

『じゃあ大丈夫だね。』

『何が大丈夫なの？？』

『ワタシと一緒に帰っても。』

『だから何で大丈夫なの？』

『だって彼女は他のお客とヤル訳だし、ランの彼女はランがオンナを連れて帰っても分からないよ。』


確かにそうだけど・・・。

ぶっちゃけ、これから蜂子と遊ぶ気が全くないんですよ。


ランさん頑張れ！！！
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なので、真面目ぶって・・・。


『彼女は仕事だから。もし、僕がオンナと一緒に遊んだり、ヤッタリしたら彼女悲しいし怒るでしょ？もし蜂子の彼氏が同じ事したら蜂子はどう？』


『悲しいし、ブチギレます。』

『だから一緒には帰れないよ。彼女の事スゴく大切だから・・・。』


いや～、我ながらすばらしい。

タイで、タイバンコクゴーゴーバーでこんな台詞言う自分にちょっと酔ってみる・・・。


すろと、蜂子は蜂子の友達と何やら話し始める・・・。

聞こえて来る会話からすると、ランさん、かなり褒められてます・・・。


『やっぱりランは違う！！やっぱりランが好き！！！』


ウヒョ～！！逆効果かよ！！


『ありがと。けどゴメンね。ホントに一緒に帰れないから。』


蜂子にチップを渡してバカラを出る。


バカラを出て、まずは携帯チェック・・・。



ランさん頑張れ！！！
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つづく




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