マイペンランちゃん

では、つづきです。



i-Phoneに番号を登録して、アプリを開くと、アプリの中に何人かの名前が出て来る。



まず、一人目・・・・・オデコ


僕が初めてタイに来た時に出会ったガール。



バイアグラの飲み過ぎか、バイアグラと酒のせいかは分からないけど、バッポンのキングスコーナーのオカマの前でぶっ倒れ・・・助けてくれたのがオデコ。


ホントに助けてくれたのはR君ですけどね。



彼女と出会っていなければ、僕は今タイにいないかもしれない。


オデコとは初訪タイで出会い、２度目の訪タイでは２時間くらい・・・、それっきり連絡もないし、連絡もしなかった。



タニヤの噂では、オデコは日本人のカレシと一緒に生活していて、子供も居るらしい・・・。


でも、そんなの関係ねぇ！


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僕はオデコにメールしてみた。


『元気ですか？』


しばらくしてオデコから返事が来る。


『元気です。でも、誰ですか？』


『ごめんね、突然メールして。オデコは覚えてないかもしれないけど、多分今から４、５年前にバイアグラでぶっ倒れた者です。』



『もしかして、ラン？ランなの？？』


『そうです。覚えていてくれて嬉しいよ。』



とメールで会話していると、直ぐにオデコから電話が鳴る。



『ラン！ホントにランなの？』


『はい。オデコは元気にしてるの？』


『元気だよ。』


『ごめんね。連絡して。けど、何か懐かしくて。』


『ううん。ありがと。スゴく嬉しいよ。』


『で、今ランはタイに居るの？』


『うん。今タイに住んでるよ。』


『えーっ！！メチャクチャ家近いじゃん！！』


オメーも御近所さんかよ！


『ところでオデコは結婚してるんでしょ？』


『ううん。結婚はしてないよ。』


『あれっ？そうなの。子供も居るんだよね？』


『結婚はしてないけど、カレシと一緒に住んでるよ。子供は居るけどワタシの子供じゃないよ。』


『そっか。けど、元気そうでよかった。』


『ラン、家も近いしさ、時々遊びに行っても良い？』


『えっ！良いけどカレシと子供はマズいっしょ！』


『だって、ワタシ達は友達でしょ！』


えっ！？そうなの？



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『ごはん作って持って行ってあげるよ。』


『えーーーっ！マジで！』


そんな事されたら僕ぁ・・・、ヤルな・・・いや、ヤルね！


正直この時は、本当に純粋な気持ちでもう一度逢いたいと思っただけで、エロい気持ちは全くなかった。


『ラン、今週の土曜日は時間ある？』


『うん。あるよ。』


『ご飯食べに行こうよ！』


何か想像以上に展開が早いんですけど・・・。


『良いけど、カレシとか子供は？』


『カレシは帰って来るの遅いし、帰って来るか分からないし、子供はオバサンが面倒見るから大丈夫。』


で、あっさりと５年ぶりのオデコとの再会が決まった。


やっぱりi-Phoneってスゲーわ。



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アドレスransan@hotmail.co.jpまで


つづく


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