マイペンランちゃん

今日は妥協無しで可愛いガールを！


を合い言葉に、僕とムーさんはパタヤを探索。



『ムーさん、ソイ６って何処ですか？』


『知らん。』


あっさり却下。



早めに決めたい僕達は、日本人に人気があると言われるお店に入店。


『わわわわっ！あのコ可愛いよ。』


一件目の最初に見たガールがマジ可愛い。


が、僕達が席に座った瞬間に他の人に呼ばれて、ガールはそのまま着替えに行った。


もう一人ちょっと可愛いと思ったコもそのグループに呼ばれて、そのまま着替えに・・・。


音速で２人ペイバーされて行った。。。


『ムーさん、早かったですね。』


『うん。早い。あれくらいじゃないとアカンのやろうな。』



僕達の隣にいるもう一つのグループも速攻で結構可愛いガールを呼んでいる。


『ヤバいっすよ。マジで早いっす！』




隣のグループの席にママさんも登場して、何やら説明している。


『今ペイバーするは、ショートだけです。１１時過ぎたらロングで来ます。』



『ちょっと、ちょっと、ムーさん聞きました。』


『何が？』


『１１時過ぎないとロング行けないみたいですよ。』


『マジで！』


『多分マジです。今となりのママさん言ってましたよ。』


『そんなことありえる？』


『パタヤのルールなのか、ソンクランでガールが少ないからかは分かりませんが、ママさん言ってましたよ。』


『じゃあ、とりあえず他廻ろうか。』


『そうですね。』


ムーさんの言葉通り、とりあえず他を廻ってみた。


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次に入った店はガール全滅。


ウェイトレスが隣に座って、話しかけて来た。


『誰か女の子呼びますか？』


『ううん。誰も呼ばなくていいよ。』


『何でですか？可愛くないですか？』


『うん。可愛くない事はないけど、タイプじゃないから・・・。』


『日本人はどうして日本人みたいな女が好きなの？』


『そんなことないよ。だって、もし日本人みたいなコが好きならタイに来ないし、僕はどっちかって言うと、日本人ぽいコはあんまり好きじゃないし、興味もないよ。』


『ランの言う通りだよ。日本人みたいなコが好きなら、タイに来るなって感じだよね。』


『で、その日本人に人気のあるお店って何処なの？』


『日本人が好きなお店は、バカラ、ハッピー、スーパーベイビー・・・。』


『そうなんだ。』


『あのコとかどう？結構可愛いでしょ？』


『うん。あんまりよく見えないけど可愛いね。そんなことより、チェックして。』


『えー！もう行くの！？』


『うん。』


『で、何処に行くの？』


『バカラ行って、ハッピー行く。』


『アナタ、さっき日本人ぽいコには興味がないって・・・。』


軽く手を抓られながら店を出る。



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そして、今日もいちおうバカラに。



『選べると言えば選べるけど、選びたい程でもないですね。』


『分かるワ。』


そんな生意気な会話をしながら、ちょっとトイレへ。


トイレに入ると、バカラの系列店がモニターに映し出されていた。


ふむふむ。あそこと、あそこが系列店か・・・。


バカラの系列店なら、比較的日本人好みに違いない。


トイレから席に戻り、


『ムーさん、僕はパタヤの事全部分かったっす。』


『どうしたん急にランさん！』


『案内しちゃる。』


『何か頼もしいですね！』


で、トイレで見た地図通りに店に入る。


ハッピー行って、左の奥に座らされて全くな感じで、店を出て、ペパーミント？行って、スーパーガール行ってガリクソンぽいコに目を奪われて、シャークに行って、ROXY入ってワキガの呼び込みに秒殺されて・・・、１０件以上廻ってみた。



『ムーさん、自分もう無理かもしれんす。』


ふとムーさんをみると、オメー今日も酒に飲まれてるんかい！


ゴーゴーの中で完全に堕ちてます。


『ゴーゴーで居眠りって、ここは学校か！』


今日も軽く説教して、


『明日は女連れるまで酒ダメっすからね。』


『ふぁい。。分かりました。』


『あくびかよ！』



午前４時、二人の負け組が焼き鳥を食べながら流しの娼婦をチラチラ見ながらホテルに戻ったことは言うまでもない・・・。


２日目終了。



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つづく


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