マイペンランちゃん

スクンビットカラオケガール２からのご飯のお誘い電話。


『うん。今度ね。』


『いつ？明日？明後日？』


『まだ分かりません。』


『ねぇ、ラン、友だちになってくれる？』


『何で？』


『一緒に遊びに行きたいから。』


『他の人と行けば良いじゃん。』


『ランはタイ語出来るし・・・、一緒に映画に行きたい。分かる？ディスコじゃなくて映画。』


『うん、よく分からないけど、分かるよ。』


『じゃあ、明後日ね。』


『う、うん。』


強引に約束された。



では、つづきです。



目が覚めると、ちょうどお昼を廻ったところだった。（何がちょうどか分からないけど・・・。）





ムーさんに連絡する。


『ムーさん、何してるんですか？』


『さっき飯食って来た。』


『結構早く起きたんですね？自分、腹減ったっす。』


『じゃあ、飯行こか。』


さっき食べて来たのに、またご飯に行くムーさん・・・優しいっす。



『さっきは何食べたんですか？ホテルの朝飯食べたんですか？』


『ちゃうで、女の子が１０時過ぎくらいに起きて、腹減った言うから一緒に外に食べに行って来た。』


『ええええっ！そうなんですか！』


『せやで。』


『パタヤって、寝る時には帰るんじゃないんですか？』


『まさか、パタヤまで来て、そんなコ居らんやろ。』


『で、ですよね。』



ランさん頑張れ！！！
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『で、どうだったんですか？』


『ぶっちゃけ、MPばりやったで。めちゃめちゃよかったわ。やっぱパタヤスゲーな。』


『ええええええぇ！』


『ランさんも良かったやろ。』


『パタヤってゴムFじゃないんですか？』


『そんなもん使わんよ。』


『パタヤのルールでゴムFっていうのがあるんじゃないんですか？』


『ランさん。分かるやろ。』


『はい。分かります。』


『そんなルールある訳ないです。』



と、軽く愚痴をコボしながら昼ご飯を食べて、時々出会うフライングソンクラン部隊に水を打っ掛けられながら、パタヤの街をプラプラ。



『あれっ、何で僕達は男二人でフラフラしてるんですか？』


『あかんのん？』


『連れ出したガールがなかなか帰らずに、ムーさん、何とかして下さい。って言いながら夜まで一緒に居るんじゃないんですか？』


『せ、せやで。』


『そんで、最終日もイヤだ、ずっと一緒に居たいよ！って言われて、分かった、分かった、しゃあないわ。ってバンコクにガールが来るんですよね？』


『せやで。パタヤってそういう所やで。』


『良かったッス。僕の勘違いじゃなくて。けど、何で今僕達は２人なんでしょうね。』


『昨日のは妥協やろ。妥協したコが居ってもしゃあないやん。』


『あっ、そっか。』



このメンドクサイ下りもメンドクサガラズに対応してくれるムーさん・・・優しいっす。



『今日が本番やから。今日が勝負やでランさん。』


ムーさんの気合いとともに２日目の夜を迎える。



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つづく


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