マイペンランちゃん

つづきです。



プチガリクソンに出会ってから、毎日僕の頭はプチガリクソンでいっぱいに・・・ならなかった。


けど、特に行きたい店もなく、ムーさんガールのボッテリコが結構面白いので・・・。


店に入ると直ぐにボッテリコがやって来る。


そんで、イチャイチャ・・・。


プチガリクソンもやって来て、イチャイチャ・・・はなく、今日も相変わらず暗いです・・・。


いやいや、このコは決して暗いコじゃない。


僕が悪いんだ。


あんなに踊れるコが暗い訳がない！


リベンジのつもりで僕は今日も頑張る。


だけど、だけども僕の頑張りは全く通用せず、この前よりも増して会話がない・・・。


そんな空気に耐えれずドリンクをゴチする。


『テキーラ、コーラ良い？』


言い訳ねぇじゃん。



丁寧に御断りして、プチガリクソンは踊るためステージへ。


ここでしばしの休憩。。。


『やっぱないです。間が持たんデス。』


『いやいや、ランさんならいけるっしょ。』


『マジ、無理っす。』



ふとステージを見上げると、


オ、オメーめちゃくちゃ踊るじゃねーか！



で、戻って来ると、



オ、オメーめちゃくちゃ暗いじゃねーか！！



ランさん頑張れ！！！
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こんなやり取りを逆に楽しんでいるかのように思えるけど、実際、全く楽しくない。


プチガリクソンがダンスから戻って来て、暗い空気の中、ふとステージを見上げると、



ガリクソンが踊っている。



『ちょっ、ちょっと、ムー先輩、あのコ可愛いっす！』


『オレのタイプじゃないけど、ランさん好きそうやな。』


性格が遠慮がちなムーさんは、軽く否定。


『あのコが良いです！』


『じゃあ、呼んだらええやん。』


性格が遠慮がちなムーさんは、全然遠慮せず。



『とりあえず、チェック。』



ムーさんより性格が遠慮がちだった僕は、ガリクソンを呼べずに店を出た。


ランさん頑張れ！！！
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つづく


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