マイペンランちゃん

目覚めると、カエルは自分が裸な事に気がつく。

何で裸なの？？みたいな猿芝居を見せられて・・・。

『カエルちゃん、本当に覚えてないの？』
覚えているのを知っていてワザと聞いてみる。。。

『本当は覚えています。。』
カエルはゲロする。

『お腹も空いたし、何処かに行こうか？？』

カエルは首を横に振り、

『行かない。部屋で待ってる。ラン一人で行って来ていいよ。』

メンドクサイみたいで・・・。

カエルを置いて、ムーさんと遅めの昼ご飯に向かう。
フードコートで早々に済ませて。
カエルちゃんも多分お腹を空かせて待ってるから・・。
タバコを吸って・・・。

最後の一口を吸い終わろうとした時に、ランさんの携帯が鳴り響く。。。

多分カエルちゃん。お腹空いたとか言うワガママ電話だろうと、携帯の着信を見る。

！？

見た事無い番号。。。

カエルちゃんは部屋に居るし、蜂子の番号は登録済み。

誰！？

ランさんは恐る恐る電話に出る・・・。

『ハロー！！』

声は女の子。再びランさんの頭は？？状態。

声で分からないのは失礼かもしれないけど、聞くしか無い！

『誰ですか？？』

『何で分からないの！！？？？』

やっぱり気分を害された。

『ラン、今何処に居るの？？』

『マックの前でタバコ吸ってるよ。』

その話し方で謎は全て解けた！

ナナコ！！

ナナコはロングホリデイで、ビッグカスタマーと一緒のはず・・・。

思った事をそのまま聞いてみた。

『ビッグカスタマーないし、ロングホリディもしてないよ。』

『だって、店のみんな、チーママも言っていたよ。』

ナナコの言い訳として、ナナコは携帯電話をタクシーに忘れたみたいで、番号噴出。ランさんの電話番号も分からなくなった。でも、プンプイに聞いて分かった。らしい・・・。

強引な言い訳だけど、一生懸命説明して来るのが可愛い。

どっちにしても、カエルが居る以上ナナコとは会えない・・・。

会えない！？
んな事はない。
だってここは自由の国。

『ナナコ！・・・。』
電話は切れていた。

掛け直しても、繋がる事は無かった。
一体、何の電話だったのだろうか・・・。。。
中途半端過ぎて、逆にモヤモヤするランさんだった。。。

モヤモヤのまま、カエルの待つホテルへと戻る。。。。。

つづく


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