マイペンランちゃん

ホテルに着くと、とりあえずムー先輩の部屋へ。

ムー先輩はカエルちゃんの友達と会って５分くらいなので自己紹介から。

ところで今日のカエルちゃんは友達も一緒のせいか、とにかくテンションが高い！！

いつもの人見知りなCOOLな感じでは無く、ムー先輩にも話しかけたり・・・。

ちょっと空気が和んだ所で、カエルちゃんはトイレへ。

トイレから出て来たカエルちゃんの手にはケーキが！！！

さっきから気になっていたカエルちゃんの手に持たれていたビニール袋はケーキだったのだ！！

ケーキにはロウソクが点いていてカエルちゃんが歌を歌い始める。

『HAPPY BIRTHDAY TO YOU』

この前SMSの『誕生日忘れたの！？』はランさんの誕生日だったのだ。

僕の誕生日はもう過ぎているけど、その時僕は日本に居た為、カエルちゃんは今日お祝いをしてくれたのである！！

『カエルちゃん！！ありがと！！』
本当に嬉しかった。

『マジラック』になっちゃうじゃねえか！！！

じゃあ、ランさんロウソクの火を消すね！！

『フーッ！！・・・！！』

ランさんの渾身の一吹き。



『消えねえじゃねえか！！』

カエルちゃんはそれをみてケロケロケラケラ笑っている。

そう、このロウソクは消えないロウソクで、何度吹いても消えない。。。

聞いただけなら消えないロウソクとか、ケーキとか、『単純で誰でもそれくらいしてくれるよ』と思うかもしれない。でも、僕はこういうカエルちゃんの純粋さに心打たれて行くのである。。。

こんなユーモアあるカエルちゃんに心奪われそうになって、僕たちは部屋に戻った。。。

『カエルちゃん！！マジ半端ねぇわ！！』


つづく


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