マイペンランちゃん

三人で店を出て、ご飯に行く事に。
テーブルに案内されて、メニューを見る。

ここで、ランさんの携帯が鳴り始める。

着信は・・・・・。
着信じゃない！SMSみたいだ。

SMSをチェックすると、

『今日は誕生日だよ。ランは忘れたの！？』

うん？？

見た事無い電話番号からのSMSで、誰か誕生日とか居たっけ！？

考えるランさん。。。

考えた結果、誰の誕生日か分からない。もしかしたらナナコかもしれない。

思い切って確認してみる事にする。

番号を非通知にセットして、謎の番号に電話する。

『ツー・・・　ツー・・・』
２コールくらい鳴ってから相手が出る。

<『ラン！！！！　　ラン！！！！！』

その声はナナコの声ではなく、お待ちかねのカエル様。

慌てて僕は電話を切った。

ヤッてもうた！！！！

SMSがカエルからという事は充分に考えられた。
でも、『恐いもの見たさ』みたいな感じで確認してしまった。

ただ、僕はここまで<押せ押せの熱いカエルが嫌いではない。

何でも無い事に感動して泣いて、スゴい焼きもちを焼いて泣いて怒るカエルに心奪われそう。

でも、会うにはまだ早い。
会えば多分・・・・・。


その様子に気がついたプンプイは、
『ランは女イッパイna。』と一言。

そう言いながら、プンプイという名前に恥じない食べっぷり。

カエルの声を聞いて、テンションダウンのランさんはとりあえずホテルに戻る事にする。

つづく



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