マイペンランちゃん

今回も前回と同じくムー先輩同半。
とりあえず両替に向かう。
レートをみると１００００円で３５００バーツくらい。
初訪タイに比べると５００バーツお得とあってなんだか嬉しい。
両替を済ましてソイ１５近くのマック横で喫煙。
タバコを吸っていると、『火を貸してくれ』と陽気なアジア人が声を掛けてくる。
アラブ系か。。。３人家族で奥さんと小さい女の子。
『君たちはタイ人か？』
ラン：日本人だよ。

親父：OHH!!　日本人か！！来月日本に家族で行く。東京か？？

ラン：東京だよ。

親父：ディズニーランドにも行く。楽しいか？

ラン：楽しいよ。子供は特にハッピーだよ。

親父：すげー楽しみだ！！　ところで、俺は日本のお金を見た事がない。１０００円札は持っているけど、１０００円札が一番大きいお金なのか？？

ラン：違うよ。一番大きいのは１００００円だよ。

親父：今持っているか？？見せてくれよ！！

ラン：今は両替したから持ってないよ。

そんな会話をしながら気が付くと親父はムー先輩の財布を開けている。ムー先輩も１００００円札は今は持っていないよ。と答える。
親父はバーツだけの財布を確認すると、今度は僕の財布に来る。
だから、円は持ってないから、、、再び親父はバーツだけなのを確認すると僕に円の話をする。円の話が終わると、親父は色んな国の色んな紙幣を見せてくれる。
しかもかなりの金額を持っているように見える。
親父：これはバーツで言うと３バーツの価値しか無い俺の国の紙幣だ。
俺たちの出会いの記念にこの紙幣をプレゼントするよ。

親父と奥さん、そして小さいレディー。
小さいレディーにKISSしてやってくれ。と言われ、KISSをして親父達は去って行く。


この一連の流れ。話を聞いただけならばアヤシい、とかオカシイ。と思うかもしれない。
でも、当の本人達はスゴく自然な流れで、スゴく自然な話で、楽しい時間を過ごしたと思っていた。
ちょっとはアヤシイと思った所もあったので僕もムー先輩も自分たちの財布からは片時も目を離さなかった。

なのに。。。。。
なのに。。。。。。

そのときは気づかなかった。
だってちゃんと見てたから。。。


次の日に気が付く事になる。この時、僕もムー先輩も１０００バーツを５、６枚ずつ抜かれていた。。。。

当たり前の事だけど、くれぐれも皆様ご用心を。。


悔しいです！！！

つづく



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