マイペンランちゃん

目が覚めると朝６時。


おいおいおいおいおい、今日は休みだよ。


二度寝して昼前に起床。


約束の時間に約束の場所へ。


思ったよりも渋滞は無く、３０分も早く到着。


おいおいおいおい、また張り切ってるみだいじゃねーか。


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と思ったら、デビュー君は既に到着していた。


張り切ってるんですね！！


『どうもお久しぶりです。』


『あっ、どうも。どうも。』


『今日楽しみですね？』


『う、うん。』


そうでもねーよ。


『そう言えば、今日はこの前一緒にご飯食べたコも一緒に行くらしいですよ。』


知ってるワ。元々は二人きりのデートだったんだよ！


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『あれからあのコとデートしたんですか？』


『ううん。してないよ。』


メンドクサいからウソ付いちゃった。


『何であの日一緒に帰らなかったんですか？僕だったら一緒に帰ってましたよ。』


オメーのそういうところがデビューだっつうの。


『そっか。スゴいね。そんな発想なかったよ。』


どう考えても、どう頑張ってもあの時のあの空気で一緒に帰るっていう選択肢はなかったはず。


そこまで興味も無かったし・・・。


オメーのそういうイケテル感出すところが一層痛いよね。


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『多分ランさんならウェイク直ぐに出来ますよ。』


オメーにオレの何が分かるんだよ。


『そうかな・・・。』


全く興味のないデビュー君と全く興味の無い話を大人の対応で聞いて金ガールとカナちゃんを待つ。


で、まず登場したのが金ガール。


『ご機嫌いかが？』


『御機嫌宜しいです。金様はいかがですか？』


『宜しくてよ。』


金様もガキには興味ないのか、デビュー君とはほぼ話す事も無く、二人でお話。


大分、下級戦士にも慣れてくれたんですね！


お互い今日は元々デートだった事には触れず、金様はもう一人のガールを紹介してくれる。


『ラン君。こちらがワタクシの妹でございますの。』


金様の妹様ともしっかり挨拶して、カナちゃん登場。


『まさかこんなに早く来るとは思わなかったよ。』


タイ人みたいな言い訳を今日も日本人のカナちゃんから聞かされていよいよ出発。


『おいおい、オメーは誰が一番好みなんだよ？』


運転手に小声で聞いてみると・・・。


『カナちゃんです。。。』


運転手の好みを聞いたところで何も起こる訳も無く、目的地に着いた。


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アドレスransan@hotmail.co.jpまで


つづく


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