マイペンランちゃん

テーメーを覗いて帰ろうとは思ったけど、時刻は３時。


閉店しているのを知りながら、テーメー上で溢れているエロ侍達を見るために。


無事に客を捕まえたのか、ただの友達かは分からないけど、テーメー近くの屋台で一緒にご飯を食べているカップル。



自分は絶対にここで食べる事はないだろうな。



エロ侍達と娼婦でごった返すエロストリートを通過しても誰からも声は掛からない。



ヤベー、やっぱりギラギラオーラないのかも・・・。


本当はもっとチヤホヤされたいのに・・・。


ランさん頑張れ！！！
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『ラン、久しぶり！』


やっとの事で掛かった声の方向をみると、ただのソンでした。


こいつは廻りのガール達に僕は自分の客だと言っているらしい。


一度話した事があるだけで、ソンを連れて行くどころか、テーメーで連れて帰った事は２回しかない。


その一人がファービーなんですけどね。


もう一人はR君と一緒にお話しして、お引き取り願う根性がなく、そのまま連れて行ってしまった、顔も名前も忘れてしまったガール。



ただのソンは、ファービーにも前に僕と帰ったとか言っているらしく、どうでも良いけど関わらない事が一番だと思い、



『ランじゃねーよ。』



一言だけ言い放ってマックへ。



マックで立ちんぼガールを観察しようと思ったら、まさかのパンチさん。



『ラン、何やってんの？？』


『一応帰る前に可愛い子が居ないか見て来ました。』


『で、どうやったん。』


『誰からも一言も声掛かりませんでした。』


『そやろうな。』


『そんなにイケテナイですか！？』


『だからオーラゼロや。』



全くイケテナイ僕にパンチさんはマックを奢ってくれました。



飲み物を注文せずにフィッシュバーガーにかじり付くパンチさんを見ていると、


僕もあと数十年したらこんなになるのかな・・・。


ランさん頑張れ！！！
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『ここのマック、あんま美味ないな。』



僕もあと数十年したらこんなになるのかな・・・。


マックの味の違いの分かる男に・・・。



夜のガール達からもチヤホヤされなくなった僕は、トボトボと最後の望みを掛けてアソークまで歩く。


期待通り誰からも一言も声を掛けられる事はなく、


そろそろ潮時ですね・・・。


なので、次の作戦を決行した。。。


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アドレスransan@hotmail.co.jpまで


つづく


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