マイペンランちゃん

今日は久しぶりにカゴちゃんから連絡がある。


カゴちゃんからは時々連絡があるけど、あまり出た事がない。


だって、小太りなんすもん。


けど、今日は何となく出てみた。


『おう、久しぶり。』


『元気なの？』


『うん。カゴちゃんは？』


『元気だよ。』


『今日は仕事行かないの？』


『最近ずっと行ってないの。』


『良いっすね。金持ちは。』


『お金無いよ。』


『お金なかったら仕事行くでしょ。』


『お金ないけど、行きたくないよ。』



ですよね。



『ランはいつが暇なの？』


『毎日暇ですよ。』


『ウソばっかり。』


『ホントだよ。毎日暇だよ。』


『じゃあ、今からは？？』


『今はちょっと忙しいかな。』


『ほらっ！やっぱり！』


自分の部屋でブログ更新しながら、優しく小太りを御断りしました。


ランさん頑張れ！！！
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つづきです？




カナちゃんとは時々会う。


カナちゃんとはエロい関係は一切なく、健全な友達。


ただ、今回カナちゃんがディスコに誘って来たのには理由があった。


その理由とは・・・、



『ランさんに紹介したい子が居るんですよ。』


『ほうほう。それは勿論タイ人ですよね？』


『うん。タイ人だよ。』


『写真とかあるの？』


『ありますよ。』


『ほうほう。ちょっと見せてよ。』



ギョ、ギョ、ギョ、ギョギョギョギョギョ！！



『スザンヌじゃん！！！メチャクチャ可愛いじゃん。』


『可愛いでしょ！！』


『うん。可愛いけど何で紹介してくれるの？』


『この子、本当にホントーにスゴく良い子なんです！』


『と、言いますと？』


『勿論可愛いです。けど、可愛いところじゃなくて、性格が何て言うか・・・スゴく出来た子なんです。こんな出来た子はそうそう居ませんよ！』



カナちゃんと知り合って２年になるけど、紹介したい子が居ると言われたのは初めてで、僕は少しビックリしている。



『この子にはダメなタイ人彼氏がずっと居たんですが、別れたんです！で、ワタシは是非ランさんと付き合ってほしんです！』



『てか、何で僕なの？


　簡単に言うけど、僕一人がノリ気でも無理な話だよ。』




『何言ってんですか！ランさんなら絶対にイケマスよ！』



あの～、そう言ってもらえるのは嬉しいのですが、ダメだった時、何かちょっと恥ずかしいし、気まずいし、僕のガラスのハートのケアはしてもらえるんですよね？？



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『出来るだけ頑張ってみます。』



『あっ、言い忘れてましたけど、彼女もの凄い金持ちです。』



『マジで！！！！』



『はい。コンドーも何棟か持ってて、この前新車でベンツ買ってましたよ。』



『えええええええっ！！』



『ランさんを紹介したいのは、ランさんの為じゃなくて、親友の彼女に幸せになって欲しいんです。』



『自分、自分頑張るっす！彼女を幸せにするっす！！お金持ちになりたいっす！！』



『多分ランさん次第だと思うんで、とりあえず一回ディスコかどこかで会ってみてもらえませんか？』



『おk！！』



カナちゃんのイケイケなプラス思考的考えは良いとは思うけど、こういう言われ方されると逆にハードルが上がってしまって・・・、イケなかった時・・・ダメだった時・・・凹み度はんぱねぇじゃん。



こうして新たな恋人候補がでけた。。。



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つづく


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