2009.07.28
ナナの乱 ~目~
3人を連れて今日もランさんは歩く。
でも、昨日とは明らかに違う・・・。
昨日は3人娘は仲が良く、賑やかな雰囲気だった。
今日は・・・。
誰も話さない・・・。
歩くのも皆バラバラで、ランさんはナナコ姉妹を行ったり来たり。
何ですか??この空気??
この無言で重たい空気の中、ナナコがやっと口を開く。。。
『ラン、何処行くの??』
この雰囲気の中、何処も行ける訳が無い。
『御飯でも行きますか??』
無言で返事したナナコはスクンビット通り沿いのレストランへと入って行く。
それに続いて、姉妹とランさんも。。。
レストランに入って席に着く。
座り方は、僕の横にナナコ。向かいに妹。ナナコの向かいにローサの座り順。
さっきまで『お腹空いた!!』と言っていた妹もこの空気に押しつぶされそうなのか、頼んだのはスイカジュースだけ、ローサもジンジャエールだけ。。。
ナナコは僕の分と合わせて、適当に注文する。
3人を連れ出してから、今このレストランに来るまで、僕以外誰も口を開いていない。。。
レストランに入っても、窓際のローサは外をずっと見ている。誰とも目を合わせようとしない。。。
ナナコは無言。。。
妹は、無言のまま、僕に目で会話して来る。。。
この空気半端ねぇ!!
妹はナナコに気付かれないように、ジェスチャーで僕の首を指差す。
!?
KISSマークが1つ・・・。
ナナコ側の首に。。。
ランさんはちょっとだけアゴを引いてKISSマークを隠す。
!!
ヤベー!ランさんのお腹には無数のKISSマークが!!
ランさんはナナコに気付かれないように、妹にジェスチャーでお腹を指差す。
妹とランさんは、この重い空気の中、笑いを堪えるのに必死。
『何!?』
ニヤニヤしているランさんをナナコさんが一括する。
『何でも無いです。。。』
また無言の時間が始まる。
始まると言っても、まだ誰も話していない。
外を見つめたままのローサと、ローサの逆に店内の一カ所を見つめたままのナナコ。
ランさんと目で会話する妹。
痛ッ!?
机の下から妹がランさんを蹴り上げて来る。
何度も何度も・・・。
ランさんはナナコにバレないように妹に謝る。
『何!?』
またナナコさんに一括される。
『何でもないです。』
やっと注文した品が運ばれて来る。
ウェイトレスもこの異様な空気を感じるみたい。
それはそのはず。だって、店に入って来てから誰も口を開いてないから・・・。
ウェイトレスにも、『アナタ大変ね!』と目で会話される。
運ばれて来た品が机に並べられる。
いつもなら、レディー達が皿を配ったり、装ってくれたりするけど、今日はランさんが。。。
ナナコのスプーンと皿を拭いて、取り分けて・・・。
『美味しいですか?』
御機嫌取りを狙うけど、ナナコは無言のまま。
ナナコは1口食べると、『これ熱すぎるからもう食べれない!』
食べるのを止める。
机の下では、妹の蹴りが止まらない。
ランさんは無言で妹に謝る。。。
何でここまで、あのラン様が気を使わなくてはならないのか!!??
この小娘達に気を使わなくてはならないのか!?
ブチッ!ブチッ! ブチブチブチ!!!
何かがキレた!!!
つづく
タイ専門
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でも、昨日とは明らかに違う・・・。
昨日は3人娘は仲が良く、賑やかな雰囲気だった。
今日は・・・。
誰も話さない・・・。
歩くのも皆バラバラで、ランさんはナナコ姉妹を行ったり来たり。
何ですか??この空気??
この無言で重たい空気の中、ナナコがやっと口を開く。。。
『ラン、何処行くの??』
この雰囲気の中、何処も行ける訳が無い。
『御飯でも行きますか??』
無言で返事したナナコはスクンビット通り沿いのレストランへと入って行く。
それに続いて、姉妹とランさんも。。。
レストランに入って席に着く。
座り方は、僕の横にナナコ。向かいに妹。ナナコの向かいにローサの座り順。
さっきまで『お腹空いた!!』と言っていた妹もこの空気に押しつぶされそうなのか、頼んだのはスイカジュースだけ、ローサもジンジャエールだけ。。。
ナナコは僕の分と合わせて、適当に注文する。
3人を連れ出してから、今このレストランに来るまで、僕以外誰も口を開いていない。。。
レストランに入っても、窓際のローサは外をずっと見ている。誰とも目を合わせようとしない。。。
ナナコは無言。。。
妹は、無言のまま、僕に目で会話して来る。。。
この空気半端ねぇ!!
妹はナナコに気付かれないように、ジェスチャーで僕の首を指差す。
!?
KISSマークが1つ・・・。
ナナコ側の首に。。。
ランさんはちょっとだけアゴを引いてKISSマークを隠す。
!!
ヤベー!ランさんのお腹には無数のKISSマークが!!
ランさんはナナコに気付かれないように、妹にジェスチャーでお腹を指差す。
妹とランさんは、この重い空気の中、笑いを堪えるのに必死。
『何!?』
ニヤニヤしているランさんをナナコさんが一括する。
『何でも無いです。。。』
また無言の時間が始まる。
始まると言っても、まだ誰も話していない。
外を見つめたままのローサと、ローサの逆に店内の一カ所を見つめたままのナナコ。
ランさんと目で会話する妹。
痛ッ!?
机の下から妹がランさんを蹴り上げて来る。
何度も何度も・・・。
ランさんはナナコにバレないように妹に謝る。
『何!?』
またナナコさんに一括される。
『何でもないです。』
やっと注文した品が運ばれて来る。
ウェイトレスもこの異様な空気を感じるみたい。
それはそのはず。だって、店に入って来てから誰も口を開いてないから・・・。
ウェイトレスにも、『アナタ大変ね!』と目で会話される。
運ばれて来た品が机に並べられる。
いつもなら、レディー達が皿を配ったり、装ってくれたりするけど、今日はランさんが。。。
ナナコのスプーンと皿を拭いて、取り分けて・・・。
『美味しいですか?』
御機嫌取りを狙うけど、ナナコは無言のまま。
ナナコは1口食べると、『これ熱すぎるからもう食べれない!』
食べるのを止める。
机の下では、妹の蹴りが止まらない。
ランさんは無言で妹に謝る。。。
何でここまで、あのラン様が気を使わなくてはならないのか!!??
この小娘達に気を使わなくてはならないのか!?
ブチッ!ブチッ! ブチブチブチ!!!
何かがキレた!!!
つづく
タイ専門
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