マイペンランちゃん

僕は<バブルを知らない。
バブル時代は、札でタクシーを止めていた。とか、お姉ちゃんを何人もハベラカしていたとか。。。
そんな想像の世界でしかなかったバブル時代がランさんに訪れる。

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ランさんの出した答えは、

<妹とウェイトレスの二人連れ出し！！

と言うのも、このウェイトレス、アンナちゃんは昨日からのアピールが可愛かったし、
昨日、ランさんが連れ出しを断った後、偶然僕の隣で客に着いていて、その客の『一緒に憩うよ！』という誘いを断っているのを見たから・・・。

断っているのを見てちょっとだけ嬉しかった天狗なランさん。


妹は、モロにランさんのタイプで、ランさんから話しかけたし、妹も嬉しそうな顔をしてくれたから・・・。

しかも、アンナちゃんと妹はIITOMODACHIみたいで、一緒の学校に行っていると聞いたから。

ランさん本当は悩んでなかった。

ローサちゃんはタイプだけど、ちょっと来るのが遅かった。

ランさんは二人にペイバー代を払うと、二人はキャーキャー言いながら着替えに行く。

ローサちゃんもスネた顔をして店に戻って行く。

二人を待っているランさんはミーティングを始める。

ラン：オイ、ギンサン、オメー大丈夫か！？

ギンサン：昨日は不発だから大丈夫じゃねぇの！ランさん、オメーもテンション上げて行けよ！！オメーが二人連れ出したんだからな！！

ラン：テンション的には大丈夫だけど、もしもの時は頼むぞギンサン！！
３人？？が着替えを済ませて戻って来る。

ラン：あのー、僕はローサちゃんはペイバーしてないですよね？？

ローサ：うん。分かってる。妹もランも居ないから家に帰る。

ラン：ごめんね。。。

結果的に、３人を連れ出したみたいな形になってしまったバブルランさん。

ランさんの両サイドには妹とローサ？

ラン：ローサちゃんは家に帰るんだよね？？

ローサ：うん。帰るよ。

と言いながらも、ランさんの手を繋いでいるローサちゃん。

気がつくとアンナが居ない・・・。

ラン：アンナは何処に行ったの？？

妹：アッ！あそこに居る！！

アンナはナナ前の出店で服を見ている。ランさんも妹を連れて、アンナの所へ戻る。
てか、ローサも一緒に。。。

３人のレディー達は、出店で楽しそうに試着したり、『どっちが可愛い？？』って聞いて来たり・・。

みんな楽しそうなのが、ランさん楽しい。

ランさんはパパの気持ちがちょっと分かった気がした。

３人はそれぞれ服を選んで、値切り交渉をしている。

そこへ<ランさんパパ登場。

ランパパ：ヘイ！レディー達、欲しい服はそれだけなの？？

レディー達：これも欲しいけど、イッパイは買えないよ。

パパ：欲しい服はどれなの？？

レディー達：これとこれ。。。

ランパパ：<ヘイ！マスター（じゃないけど）これ全部で幾らだい？？

マスター店の人：１２００バーツです。

ランパパ：パパが買ってあげるよ。

レディー達：キャー、マジで！！！！

３人からKISS三昧。何度も言うけど、恥ずかしいから止めて下さい。

アンナちゃんはランさんの出した１２００バーツから、１０００バーツだけ取って、『これでイケルから。』とキッチリ値切ってお買い上げ。

僕たちは遅めの夕食に向かう。

こうして、僕たち４人は出会ったのである。。

つづく


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