マイペンランちゃん

僕がまだタイに来る前の事。



僕はR君に憧れていた。



そんな憧れのR君の家に時々遊びに行っていた。



R君の家に初めて行った時、玄関のドアノブに掛けられたカラフルな物体が目に付いた。




『あの、ドアノブにいっぱいぶら下がってる物って何なんですか？』


『パンティーやで。』


『えええっ！パンティーって、あのパンティーですよね？』


『そうやで。』



僕は玄関のドアノブに掛かっている物を確認する。




マジパンティーじゃ！




黒、白、赤、ピンク・・・Tバック・・・ブラジャーまであるじゃねーか！！




『ちょっと、ちょっと、これ、この数、どうしたんですか！！？』


『狩ったんやで。』




パンティー狩りじゃ！パンティー狩り！！


この人はやっぱり、はんぱねぇ！！




『ウヒョー！！スゲー！！』




漢じゃ！、漢の証じゃ！




『マジでスゴいですね！！』


『スゴーないよ。意外とイケルもんやで。』





いやいや、意外とイケンでしょ！





『多分、R君だからイケタんだと思います。』


『そんな事ないで。ランもヤッテみいや。』





憧れのR君に近づく為に、僕も頑張って実践してみた。




家に連れ込んだガールを帰らす時、




『パンツ置いてってや。』




・・・・・意外とガール達は置いて帰ってくれた・・・。





ただ、パンティーを置いて帰ったガール達は、スッカスカになった下半身で、いったい何を考えながら帰って行ったのだろう・・・。



ランさん頑張れ！！！
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では、つづきです。



プイちゃんのメンドクサイ会話を強引に断ち切ってシャワーへと向かう。



もちろんプイちゃんの部屋なので、僕は使い勝手が分かるはずも無く、プイちゃんも一緒に来てタオルをくれる。



ついでにプイちゃんも一緒にシャワーする。



オンナって不思議なもので、最初ヤルまでは『簡単なオンナ。』って見られたくないのか、ちょっと嫌がってみたり、駆け引きしてくるくせに、一度ヤッテしまえば、後はヤル事が普通になる。



シャワーを浴びながら、




『プイちゃん、舐めてや。』




プイちゃんは恥ずかしそうにしながらも、躊躇う事無くギンサンをパクリッ。




ギンサンをパクリッした口でそのままキスされて・・・。




そのままバックでインする・・・。



初めて会った人と、初めて会ったその日の２回目はノリノリなんですね！



プイちゃんもシャワープレイに興奮しているのか、ハァハァよがってます・・・。




無事に２度目もプイちゃんのお尻の上で果てて、そのままシャワーで洗ってあげる。




プイちゃんもギンサンを洗ってくれる・・・。




オメー変わったな。



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シャワーを出ると、DVDはエンディングを迎えようとしている。



『ドンピシャですね！』（日本語）


『うんっ？何？』


『ううん。何でも無い。』



服を着て、帰り支度を始めると、プイちゃんの携帯が鳴る。



電話の相手はプイ友。




『ねぇ、ラン、今から友達帰ってくるけど、一緒に何か食べる？』


『ううん。食べない。もう帰るよ。』



友達まで巻き込むと後がもっとメンドクサそうだし・・・。



『もう少しだけ、もう少しだけでいいからここに居て。』


『何で？もう友達も帰って来るんでしょ？』


『そうだけど・・・。今日は帰らないといけないの？』


『そうだね。けど、何で？』


『一緒に居たいの。』


『プイ友も居るし、今日は帰るよ。』



帰りてーんだよ！



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『じゃあ、ホテル行こうよ。』



ちょっ、ちょっと！


オッ、オメー、さっきはホテル行くのかなり嫌がってたじゃねーか！



『ゴメンね。明日は朝早いから、今日は帰るよ。』


『じゃあ、次はいつ会えるの？』



もう会うつもりはないッス。



『また連絡するよ。』


『ワタシから連絡したらダメなの！！？』


『うん。こっちから連絡するから。』


『彼女の事そんなに大切なの？』


『うん。大切だよ。』




今にも泣き出しそうな顔を見るのは辛いけど、今日だけって決めていたし・・・。



だから頑張って２回ヤッタし・・・。




『てか、オメーだって彼氏居るし、泣いてオレだけ悪者扱いって・・・なんじゃそりゃー！』と言いたかったけど、我慢した・・・。




『そんな事よりも、パンティー頂戴。』


『・・・・・。』




今にも泣き出しそうだったプイちゃんの顔が、この人バカじゃないの！っていう顔に変わる。




『パンティー。』


もう一度言ってみた。




『バカじゃないの！！』


今度は声に出された。




そりゃ、怒りますよね。





『じゃあね。』



僕は振り返らず（振り返れず）、カッコ良く部屋を出たけど、プイ友と会いたくなかったので部屋を出た後はコソコソと小走りでエレベーターを使わず、３Fから階段で降りた。




今日だけってちょっと勿体ない気がしたけど、エルさん恐いし・・・。


パンティーくれんかったし・・・。




『結果が全てじゃ！』と自分で自分を褒めながらタクシーで帰り、運転手に『釣りは要らねー。』と言ったのは言うまでもない。




だけど、プイちゃんの中ではまだ終わってはいなかった・・・。



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つづく


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