マイペンランちゃん

ソロタイを終えてからも、毎日のようにエルからの電話。


お祭りローサからも時々電話。


カエルからは毎日着信。


そんなある日のローサからの電話。


『ねぇ。ランはナナのビューティーサロンに行った事ある？？』

『うん。この前行ったよ。』

『オンナと一緒に行った？？』

『うん。オンナ一緒に行ったよ。』

『その子が彼女なの？？』

『うん。』


この何気ない一連の会話。


けど、引っかかる事がイッパイある。


お祭りガールズとエルは全く面識がない。ビューティーサロンに行った事を知っているのは、エルと、ビューティーサロンのエルの友達。あとその時にセットしていたレディーが一人。


ランさんの名前を知っているのはエルとエルの友達だけ。


となると、エルの友達がランさんの事を話したに違いない。


ただ、ローサとランさんが知り合いって事を友達は知らないハズ・・・。


沢山の　？　？　？


がランさんの頭の中を埋め尽くす。



ランさん頑張れ！！！
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また、ある日のエルとの会話。


『ねぇ、ラン。ローサのお店はあそこなの？？』

『うん。そうだよ。なんで？？』

『ワタシがお店に行く時とか、あそこの前を通ると、もの凄く睨まれる。多分勘違いじゃないよ。本当にスゴく見られる。』

『あそこはお祭りしによく行っていたから・・・。』

『どのコなの？？　ボクシングはしないから教えてよ！』

『うん。でも、お祭りいっぱいだから友達いっぱい居るからね・・・。』



ナナ狭いわ！！



ランさん頑張れ！！！
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ロイクラトーンの日。


エルからの電話。


『今日は何の日か知ってる？？』

『うん。知ってるよ。ロイクラトーンでしょ？？』

『うん。そうだよ。』

『エルは行かないの？？』

『行かないよ。だってラン居ないから・・・。まだ疑ってるの！？ワタシ本当にラン以外彼氏とか居ないから！！！』


疑うも何も、信用しないし、出来ないし・・・。



ローサからも電話。

『ローサは今日は誰と行くの？？』

『アンナと行くよ！！』


で、アンナと電話を代わられる。


『ランは今何処なの？？』

『今空港居るから、一緒に行こうよ！！』


ウソと言うか冗談で言ってみた。


『行かないよ！！ランは彼女と行けば良いじゃん！！彼女は何処に居るの？？』

『分からないよ。多分仕事じゃないかな・・・。じゃあ来年は一緒に行ってね！！』

『だから行かないよ！！』


とあっさりと断られて・・・。



ロイクラトーンの次の日、またローサからの電話。。。



『ラン！！！昨日は空港で待ってたの！？？』

そう言えば・・・昨日ウソ言った・・・。

『うん。空港で待ってたよ。』

『彼女来たの？？』

『ううん。来ないよ。』

『何で電話しないの？？ランの彼女昨日ロイクラトーン行かないってビューティーサロンのコが言ってたよ！』


この何気ない会話・・・。

やはり、色んな事が引っかかる・・・。


『本当は日本に居るよ。』

『え！？そうだったの！？』

『うん。』

『ねぇ、ラン、もう電話しないから・・・。もしランが逢いたく成ったら電話して・・・。』



色んな事が引っかかる会話だったけど、ちょっと嬉しかったランさん。


エルとランさんは、これから急展開をみせる事に成る・・・・・。



にしても・・・ナナ狭いわ！！！





ランさん頑張れ！！！
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つづく


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