マイペンランちゃん

前回までの粗筋。
蜂子とバカラで出会い、シャワーも浴びていよいよ。。。の時に、蜂子の友達のピンキーから蜂子に
『喧嘩してボコボコにされて、ソイカにぶっ倒れているから助けてほしい。』という連絡が。
訳も分からないまま、一緒に連れて来られたランさん。

では、つづきです。

タクシーに乗り込み、蜂子とピンキー、そしてランさんとでピンキーのアパートへ向かう。

タクシーの中でまだ酔っぱらっているピンキーは突然わめいたり、大声で泣き出したり、
『オエェー、オエェー』の繰り返し。

ちょっとだけタクシーの中で吐いてました。

タクシーの運転手も困惑した顔で時々バックミラーから覗いて、

コイツ等マジ勘弁見たいな顔感じ。

ピンキーが吐いている横で、蜂子はピンキーの携帯で誰かと話している。

ピンキーのアパートの場所を聞いているみたいだ。

１５分くらい走って、タクシーは住宅街らしき路地に入って行く。

その住宅街の突き当たりに人影がある。。。

人影！？

そう。蜂子が携帯で話していた相手は、ピンキーのルームメイト。。。

ではなくて・・・

彼氏！！

若い今時のタイ人男性。

悪：だから言ったじゃねぇか！ホテルに連れて行ってヤッちまえば良かったんだよ！！

タクシーはその彼氏の前で止まる。それと同時に彼氏はもの凄い形相で僕を睨みつける！

俺じゃねぇよ！！ちょっとだけ、おっぱい胸触ったけど。


心の中で叫ぶ僕！！

が、心の声は届かない・・・・・。

彼氏は僕を睨みつけたまま、怒鳴り散らす。

オッパイ丸出しの彼女の横に居る僕に向かって。

『おい、蜂子、何か言ってよ！』

蜂子：・・・・・

言わんのかい！

彼氏は僕に向かって、何やら話している。興奮気味な彼氏は何を言っているのかさっぱり分からない。
一つだけ分かる事は、かなり御立腹な事だけ。

ランさんは今怒られてます。

エェーイ、こうなったらこれしか無い！！！！！！！

『ちょっとだけオッパイ触ってごめんなさい！』

元気よく、発音良く、心を込めて謝った！！

それを笑いながら見ていた蜂子が、初めて口を開く。

遅いわ！！

蜂子の説明で何とか誤解も解けて、そのままタクシーでホテルにUターン。

一部始終を見ていたタクシーの運転手もゲラゲラ笑いながら僕に一言。

GOOD LUCK！！

つづく

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