マイペンランちゃん

で、計画の日。



『ラン君ごめんなさい。』



『またかよ！』



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『今日は10時くらいになりそうなの。』



『僕は構いませんが・・・・。』



『いくらなんでも遅すぎるわ。』



『僕はいつでも良いのでお任せします。』



『・・・・・。分かりました。じゃあ、10時にアソークまで迎えに来れますか？』



『分かりました。』



金さんは今日何かの打ち合わせ？があったらしく、その打ち合わせが伸びに伸びて10時になるという。



勝手な雰囲気で、夜遅い方がいけそうな気がする・・・。


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10時に迎えに行って、金さんが訪問される。



『なかなか綺麗な部屋ね。』



『ありがとうございます。』



『じゃあ早速ホテルを決めましょうか。』



『はーい。』



金さんは事前に研究してきたらしく、3つのホテルを提案してきた。



『なるほどですね。』



『ここは部屋が綺麗だけど海まで少し歩くの。で、こっちのホテルは海が目の前なの。』



『妹さんは何処のホテルが良いんですか？』



『妹は関係ないわ。ワタシとラン君で決めましょ。』



ほうほう。



『でしたらホテルを3つ取って、3人バラバラで泊まるというのはどうですか？』



『ラン君それ本気で言ってるの？』



『すいません、冗談です。』



ちょっと面白そうだけど・・・。



『それか、毎日ホテル変えますか？』



『それはメンドクサイでしょ！』



『ですよね。。。』



ホテルが同じでも部屋が別々なんだからどうだっていいんだよ！


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『金さんの好きなところで良いですよ。』



『ラン君も考えてよ。』



一向に決まる気配のないホテル決めに少し飽きてソファーに腰を下ろす金さん。



『・・・・・・・。』



『・・・・・・・。』



なんなんすか？この間？



『・・・・・・。』



『・・・・・・。』



今の間ってなんか行けそうな間だったんすけど・・・・。


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『今日は本当に疲れたわ。』



『ですね。2時廻ってますし。』



『このままここで寝ていいかしら。』



そう言うと金さんはソファーに寝ころんだ。



マ、マジっすか！



『冗談よ。そろそろ帰るわ。』



あれっ、僕の声聞こえました？



『わ、分かりました。』



『送ってくれるわよね？』



『は、はい。勿論。』



結局ホテルもグダグダのまま金さんはお帰りになられた・・・。



オメーは何しに来たんだよ！！



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つづく


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