マイペンランちゃん

今日の姫様との待ち合わせ場所はサイアム。


姫様はサイアムで何をしているのだろう・・・。


待ち合わせの時間は午後３時。


『ラン君は今ドコにいらっしゃるの？２時半でも宜しいかしら。』


姫様から突然メールが来る。


『勿論です。』


急な時間変更。


今以上にダッシュでBTSに乗り込んでサイアムへ。


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久しぶりのBTSを満喫してサイアム到着。


『姫様、ただいま到着致しました。』


『ラン君は今ドコにいらっしゃるの？』


『今BTSの駅に居ます。』


『でしたらGTWに来て下さらない。』


『GTWってドコですか？』


『ええっ！？GTWを御存知ないのでございますか？』


『はい。申し訳ございません。』


『１階にTRUEがあるところですわ。』


最初からそう言って下さいよ。


で、何とか合流。


『大変お待たせ致しました。』


『いいえ。大丈夫ですわ。』


『姫様は何をなさってたのですか？』


『今エステに行って来たの。』


平日のこの時間からエステとか・・・やっぱり持ってるんですね！


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『どう？奇麗になったかしら？』


『は、はい。奇麗になったと思われます。』


『ラン君、御食事はなされたの？』


『いいえ、まだでございます。』


さっきまでファービーの相手してました。


『でしたらこの近くに美味しいタイスキのお店があるので、そこに行きましょう。』


『承知いたしました。』


姫様に案内されてちょっとお洒落なお店へ。


タイスキを食べながら、世間話。。。


姫様と話す事なんて殆どないけど・・・。


ただ、姫様はよく笑い、よく話してくれるので、話すネタには困らない。


で、食事を終えて、


『ラン君がいつもお支払いになるから、今日はワタクシがお支払い致しますわ。』


『いいえ。ワタクシは男であります。デートは男が支払うものと幼い時より学んで参りました。』


会計は５００バーツ・・・安っ。


『ラン君。今日も御ちそうさま。』


姫様の好感度が少し上がった。。。


で、姫様とBTSの駅に向かう。


ええっと・・・僕はご飯の約束をしました。


そして、今ご飯は終わりました・・・。


解散ってことですよね？？


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駅に向かう途中、僕はデジカメの店に立ち寄る。


『ラン君はカメラをお買いになるの？』


『は、はい。ちょっと仕事で必要なので、一番安いカメラを買おうと思っております。』


姫様も一緒に探してくれて、店で一番安いデジカメを購入。（３０００バーツ）


姫様はそのお店で何やらカバンをチェックしている。


『この御カバン、スゴく可愛いですわ。』


『そうですね。』


そうですか？


『けど、お値段は可愛くないですわ。』


『そうですね。』（２０００バーツ）



と、ちょっとだけ買い物をして、そのまま駅へ。


『ラン君ごめんなさい。ワタクシ今日は家に帰らなければなりませんの。』


『と、と、と、とんでもないです！今日は大変ありがとうございました。』


僕達は中学生恋愛してるんですよね！


『ラン君も御帰りになるでしょ？』


『は、はい。そのつもりです。』


一緒にBTSに乗って帰宅。


車内は満員で、手すりに掴まる事も出来ず、フラフラする二人。


BTSの揺れで姫様は倒れそうになり、知らない人に掴まる。


『すいません。』


姫様はちょっと恥ずかしそうにしながら僕の腕を掴んでくる。


ちょっとだけ距離が縮まったんですね。


『ラン君、揺れて知らない人に掴まるのは良くないので、ラン君に掴まらせていただきます。』


ちょっとだけ姫様とイチャイチャ？してサヨナラ。


てか、なんなん？マジ中学生かよ！


本当に何にも、何事もなく２時間くらいのデートは終了した。


トボトボと今日も歩きながら反省。


自分、デキルオジサンじゃなかったっす・・・。



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つづく


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