マイペンランちゃん

と、二人のゴーゴーガールに貸しをつくったところでエルの携帯が鳴る。



エルの友達と言ってもゴーゴーガール・・・。

僕は全く持って信用してませんけどね！！

けど、エルの頼みでもあるし、エルの顔を立てる為にも・・・。

きちんと体で払っていただければ・・・・・。


ランさん頑張れ！！！
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とちょっとケチケチして・・・。



エルは着信の名前を見て、顔色を変える。

『ラン、どうしよう！？』

『どうしよう！？って電話に出れば良いんじゃない？？』

『そうなんだけど・・・。』

『誰からなの？？』

『それが・・・初対面ガールからなの・・・。』

『もしかして・・・・・？』

『うん。そうだと思う。絶対にお金貸してっていう電話だと思う。』

『電話に出て、断ればいいじゃん。』

『そうだよね。ワタシは今お金持ってないってあのコも知っているし。』



エルは電話に出て、一言二言会話する。


エルは受話器を手で押さえながら、テンパって・・・。


『ラン、どうしよう！！』

『どうしよう！！って断れば良いんじゃない！？』

『違うの！ランに電話代わってくれって言ってるの。』


やはり御融資の件ですね！！



ランさん頑張れ！！！
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テンパッたエルは、どうして良いか分からず、電話をブチッと切った。



『ラン、本当にどうしよう！』

『どうしよう！って分からないよ。お金貸すのは簡単だけど・・・。』

『ホントごめんね。ランは関係ないのに巻き込んでしまって。』



気付くのがちょっと遅いですよね！？



『そうだけど、二人に貸して、一人だけ貸さないとか、ちょっと意地悪じゃない！？』

『ううん。初対面ガールはホントに信用できないから、絶対に貸したくないの！あの二人も初対面ガールにお金沢山貸してるけど、全然返してもらってないの。』


『じゃあ、ちゃんと断ったら？』

『うん。けど、ちょっと言いにくいの。初対面ガールはランが二人にお金貸した事知ってるから・・・。』

『友達に相談してみたら！？』

『うん。ちょっと行って来る。』



そう言ってエルは友達の部屋へ相談に出かける。



お金を貸す僕からしてみたら、あの二人も、初対面ガールも同じなんですが・・・。


戻って来たエルは、


『友達は絶対に貸さない方が良いって言ってる！！』


オメー達２人はええんかい！！


３回着信を無視したエルの携帯には、もう初対面ガールからの着信はないらしい。





もし、バンコクでお金に困ったら、信用貸しの出来るお店、



ニコニコランさん金融



利用してみてはいかがでしょうか。





その日の夜、アパートの近くのコンビニでバッタリ初対面ガールに出会ったけど、笑顔で『おやすみ！』って言われた。


コンビニに居るってことは、無事にお金騙し取れた借りれたんですね・・・。





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つづく




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