マイペンランちゃん

席に着こうとした時に目が合ったガール・・・。

目が合った瞬間向こうもハッとした感じだった。



斜め前の席で食事をしている６人グループのガールズ・・・。

そんで、目が合ったのはプンプイ。

そう、以前にムーさんが連れ出していたガール・・・。



プンプイに合う事はそれほど大した事じゃない・・・。

けど、『ナナコ！！』、『ナナコ！！！』

と６人の会話が聞こえて来る。

プンプイとナナコは友達だけど、ナナコは引退したはず・・・。

ちょうどプンプイの前に座っている、ちょうど僕の目からは背中を向けて座っているガール・・・、あの、頭を盛った感じ・・・ナナコ・・・！？


ランさん頑張れ！！！
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エルとエルの友達、そして僕が席に着くと、その６人グループは逃げるようにチェックして行く。


『ラン！知り合いなの！？』

エルの友達のブス子が僕に聞いて来る。

『何で？？』

『あの６人グループはランの名前言ってたよ！！』

『誰だろう・・・覚えてない・・・。』


一応シラバックレル・・・。


『ラン、本当は誰だか知ってるんでしょ！？』

とちょっと強めな口調で攻めて来るエル。


『うん・・・。多分、前に遊んだ事ある娘だと思う・・・。』


もう一度シラバックレル。


『ランはオンナいっぱいだから、誰だか覚えてないんでしょ！！』

とエルに嫌味を言われる。

『そうだよ。エルに出会う前はオンナいっぱい居たから・・・けど、今はエルだけでしょ！？』


僕の言っている事にウソはない！


『信用できない！』


てか、オメーが散々電話とかで、ランさんガールズをぶった切ってるんじゃねぇーか！！

てか、ブス子も余計な事を言うんじゃねぇーよ！

エルは気付いてなかったのに！！


ランさん頑張れ！！！
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と会話も一段落したと思ったのは束の間、６人居たナナコグループの何人かが店に戻って来る。

しかも、一人一人順番に・・・。

向こうも僕を確認しているみたい・・・。


その不自然なナナコグループの行動にエルも、ブス子も気付く。


『ラン！！誰なの！？』

『はい。ナナコです。』

『ランのなんなの！？』

『はい。僕はナナコのお客さんでした。』

『ホントにそれだけ！？』

『はい。本当です！！』

ここでもウソは言ってない。


何とか上手く言いくるめた。

ただ、ナナコ復活なら・・・是非とも御会いしたいと・・・。


ランさん頑張れ！！！
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つづく


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