マイペンランちゃん

ファービーとも終わってしまい・・・多分・・・。


いよいよ２週間のソロタイも幕を閉じる。

空港に行く時間。


『ラン、空港一緒に行くね！！』

『ううん。来なくて良いよ。』

『ううん。今回は行く！！前はね、本当は行けたけど、空港で泣く事が分かっていたから・・・恥ずかしいから・・・。』

『本当に一人で大丈夫だから。』

来られても・・・、別れが余計に切なくなるし・・・。

『じゃあ行かなくても良い？？』

『うん。行かなくて良いよ。』

『ホント！！！！？』

『うん。ホント。』


急にエルが元気になった。

意味が良く分からないけど・・・。


ランさん頑張れ！！！
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『じゃあそろそろ行くね。』

『何で！？』

『何で！？って時間だから。』

『さっき行かなくて良いって言ったじゃん！！』


と、お互いの勘違い会話で、エルの目からはもの凄い量の涙がこぼれ落ちる。


『エル、泣かなくて良いから！また直ぐに会いに来るから、これで終わりじゃないんだよ！』

『分かってるけど、ランは強いかもしれないけど、ワタシは強く無い！！』

『ごめんねエル。けど、帰らないといけないんだよ。』


これでもか！っていうくらいエルは泣いている。

すると、急にエルが、

『マイサバーイ。』

『エル、マイサバーイなら空港来ない方が良いよ。ゆっくり寝た方が良いから。』

『何で！！何でランはワタシがマイサバーイなのに帰れるの！？ワタシの事が心配じゃないの！！』


泣きじゃくりながら言って来るエルを心のそこからキトゥンと思ってしまった・・・。


『ごめんねエル。帰らないとダメなんだ。』

『・・・・・。』


エルは涙を堪えながら、

『うん。ワタシは強くなるから大丈夫！』


ヤバい！！マジで帰りたく無い。

けど、それは無理な話で・・・。


ランさん頑張れ！！！
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結局空港までついて来たエル。

タクシーの中でもずっと泣きっぱなしで離れようとしない。


こっちまで泣きそうに成って来る。

漢ランさんはグッと我慢する。


空港で最後の御飯を済ませてそろそろ出発の時間・・・。

エルは泣き過ぎて化粧は一切無くなっていた。

先にタクシーに乗せて見送る。





新しい出会いどころか、今までに出会って来た娘達と次々と終わって行く・・・。


全てはエル。

エルと出会ってから・・・。

今のところエルを超える娘が存在しない・・・。

といっても、エル以外の娘に会ってないし、出会いを求めて出掛けてもない・・・。

エルの拘束がスゴいだけじゃなく、自分自身が今のエルに満足しているところも無いとは言えない・・・。

本当にこれで良いのか！？

いいや良く無い！！


とか、考えながら２度目のソロタイは幕を閉じた・・・。


ランさん頑張れ！！！
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つづく


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