マイペンランちゃん

この事態を何とかしなくては！！


黙ったまま立ち上がり、カエルを一睨みしてから屈伸運動するランさん。


『・・・・・R君・・・。僕・・・逃げるス！』


R君：『えッ！？』


『僕、走るッス！』


ランさん・・・









ダーーーーーーシュッ！！！


ランさん頑張れ！！！
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R君の笑い声を背に、

ランさんは走った！

ヒタスラ走った！

歩いている人が振り返るくらい走った！！





予想通りチンピラカエルも・・・・、





ダーーーーーシュッ！！！


ランさん頑張れ！！！
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直ぐ近くにあるフレンドマッサージ、リサマッサージのレディー達がランさんを見て、

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『アナタ、マッサージどう？？』


ランさんは走りながら、後ろから追いかけて来るカエルを指差すと、




『OHHHHH！！！』




レディー達から歓声が上がる。

その歓声に後押しされて、ランさんは更に





ダーーーーーーシュッ！！！！


ランさん頑張れ！！！
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アソーク駅の階段を一気に駆け上がり、歩道橋の上から隠れてカエルを探す。


目が悪いランさんはカエルの姿を発見出来ない。


仕方ないので、反対側の歩道に降りて、前後左右をキョロキョロ確認しながらランさんはカエルを撒く。




何とか撒けたのか、カエルの姿はもう見えない。

ランさんは細心の注意を払いながらホテルに戻る。

ホッとしたのかドット汗が出て来る。





しばらくして、R君から電話が鳴る。

R君の話によると、ランさんを見失ったカエルは、尾行の相手をR君とムーさんに切り替えたみたいで、張り込まれているらしい。


尾行されているR君達はホテルに戻る事が出来ず、ソイカで時間を潰しているみたい。



『迷惑掛けてすいません。』



『すいません。』と思いながらも、汗だくのランさんはシャワーを浴びて、今夜の準備に取り掛かる。



シャワーを浴びて、しばらくすると、R君か連絡が来る。

『もう大丈夫みたいだから、一旦ホテル戻るわ。』



『逃げる。』という、最低な手段で危険を回避したランさん。


残された数日をカエルに脅えながら過ごさなくてはならない・・・。


自業自得だけど・・・。


そろそろちゃんと決着を付けないと・・・。


ランさん頑張れ！！！
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つづく

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