マイペンランちゃん

部屋を一緒に出て、BTSに乗ってエルは客の元へ。

僕はMBKへ。


アソークでエルとお別れ。


いよいよチャンス到来！！！


エルと別れた瞬間、僕は携帯を取り出す。

そして考える・・・。


時間はまだ夕方。

勿論店は何処も空いていない・・・。

誰に連絡しよう！？

お祭り！？

いやいやお祭りを呼んだ所で集まるのに時間が掛かるに違いない！！

カエル！？

いやいやそれはない！！

やばい！

最近エルと一緒に居るから、新たなガールと出会っていない・・・。

考えに考えた末、一番安心出来るのはファービー！！

ファービーなら、最悪の場合御帰り願える。



ランさん頑張れ！！！
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僕はファービーに連絡する。


『おう！！ファービー！！　今何処に居るんだい？？』

『イマ、プーケットイクです！！』

『え！？プーケットに行ってるの？？』

『ソダヨ。お客さん一緒デス。』

『ランは今何処no？？』

『今アソークだよ。』

『何で電話ないか！！』

『彼女一緒だから・・・。』

『イマ、ランはヒマno？』

『うん。だから電話した。』

『エーー！！遅ワ！！』

『そうだね。プーケットじゃ仕方ないね。』

『ねぇラン。犬顔ガールは今バンコクでヒマです。一緒に御飯行ってあげて！』


エルがいつ戻ってくるか分からない今、それしかないのかも・・・。

犬顔ガールはR君に首ったけのガール。

僕とは良い友達関係。

エルの事も知ってるし・・・。

最悪御帰り願える・・・。



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『うん。分かった。』


犬顔ガールに電話してみる。


『おぉ、ラン！久しぶり！！』

『今犬顔は何してるの？』

『何もしてないよ。ヒマだよ！！』

『じゃあこれから御飯行こうよ。』

『うん。行く行く！！何処に行けば良い？』


最悪の場合を考えて・・・。


『じゃあMBKに来て。』

『分かった。』

『犬顔はどのくらいで来れるの？？』

『今からタクシーで行くから・・・３０分くらいかな。』

『時間あんまりないから急いで来てね！！』

『分かった。』


結局、犬顔と会う事になった。

ランさんにとって、犬顔と会うメリットはゼロ。

けど、久しぶりに会いたいし・・・。


BTSに乗って、MBKを目指す。


MBKに行くのも久々で、ちょっとテンション上がり気味。


MBKに到着して直ぐに、携帯が鳴る・・・。



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つづく


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