マイペンランちゃん

１Fに下りながら、諦めた僕は犬顔に電話する。

『おい、犬顔！　今から彼女と会うけど、オメーは絶対に余計な事は話すんじゃねぇぞ！！分かってるな！？』

『うん。大丈夫！　ワタシとランは友達だから・・・。ランの彼女見てみたいし・・・。』

『R君からお年玉あずかったからそれを渡すってことにするから。』


無駄な支払いはんぱねぇわ！！


『えっ！？　お年玉くれるの！！』

『だから上手くやってくれ！！』


自分には何のメリットも無い犬顔に、意味なくお金払うとか・・・。

犬顔とのブッキングに失敗を感じるランさん・・・。

無駄な支払いにちょっとだけイライラする、最近ちょっとだけケチになってきたランさん・・・。


ランさん頑張れ！！！
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１Fのマックに到着。

エルの姿は無い。

エルに電話する。


『エル何処？』

『だからマックの前に居るよ！！』

『ランは何処？？』

『マックだけど・・・。分かった！』


マックは２軒あった。

エルの待つマックに行くと、エルはプリプリ怒っている。


そりゃ怒るか・・・。


『何してたの！？』

『買い物だよ。』

『何で３０分以上も待たせるの！？仕事の時間より待つ時間の方が長いとか・・・！！』

『ごめん。人多いし・・・。』


苦しい言い訳・・・。


『オンナ一緒なの！！！？』

『ううん。一人だよ。』

『絶対おかしい！！！！』

『一人だけど、今から女の子が来るよ。』

『！！？　誰なの！？』

『R君のガールフレンド。』


ちょっとだけウソつをつく・・・。

本当は犬顔片思い・・・。



R君ごめん！！！
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『R君からお年玉預かったから、それを渡すだけ。今近くに居るって言ってたから。』

『本当なの！？』

『本当だよ！』

『まぁ、聞くから良いけどね。。。』


犬顔に電話してみる。

『今何処？』

『MBKの１F。ランは何処なの？』

『今、１Fのマックだよ。２軒あるけど、クリスマスツリーのある方にいるから。』


しばらく待っても犬顔は現れない。

シビレを切らしたエルは僕の電話を取り上げ、犬顔に電話する。


頼むぞ！犬顔！　上手くやってくれ！


５分後、犬顔到着。



ランさん頑張れ！！！
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つづく


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