マイペンランちゃん

声の出ないまま閉店を迎えて、ムーさんも、



『今日は連れ出さへん。』


と言い、ムーガールとキッスでサヨナラしてました。



シャークで可愛いガールを発見したのが今日の収穫です。



と声の出ない僕は、心で納得した。



エルにはゴーゴー巡りのことは言ってないので、急いで家路につく。



部屋に戻ると直ぐにエルさんからお電話が。



『ラン、何処に居るの？』


『今部屋に居るけど・・・声が出んです・・・。』


ランさん頑張れ！！！
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出来る限りの大きな声を出して、エルに緊急事態を伝える。


『何で早く言わないの！！今から急いで帰るから、そのまま病院に行くよ！！』


エルも流石に心配してくれたみたいで、直ぐに帰って来た。



『ラン！大丈夫！！』


『・・・・・。』


大丈夫じゃない！！


『何買って良いか分からなかったけど、とりあえずこれ飲んで元気になって！！』


エルが買って来た物を見ると・・・。



Q１０



って書いてある・・・。



『ちょっと、ちょっとエルさん。僕は今マイサバーイなんですよ！』



『うん。分かってる。だからこれ飲んで力付けて元気になって！！』



『エルさん、Q１０って御肌に良い御薬で、多分力は付かないかと・・・。』



『えっ！？そうなの？？』



『はい。僕の知っている事が正しければ、多分御肌効果の方じゃないかと・・・。』



『だって、入れ物が奇麗だったから、絶対に元気になると思ったの・・・。』



『エルは何買ったの？』



『うん。ワタシもまだ調子良くないから、これ一緒に飲むね！』



恐る恐るエルさんの飲み物を見ると・・・、



美肌



って日本語で書いてある・・・。



『エルちゃん、エルちゃんの飲み物も多分だけど、御肌に効果がありそうですけど・・・。』



『入れ物が奇麗だったから・・・。』



『・・・・・。』



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『ラン、とりあえず奇麗に成りそうだから一緒に飲むよ！！』


うんうん。


確かに奇麗になりそう・・・。


じゃねーわ！！





『カンパーイ！』



元気よく言い放ち、一気に飲み干されました。



僕もエルの優しさ？を無駄には出来ないと思い、小さなボトルのQ１０を一気に飲み干した・・・。



『ラン、病院行く？』



『うん。けど、前とは違う病院に行った方が良い気がする。』



『うん。そうだね。何処がいいかな・・・。』



何処の病院に行こうか考えていたエルさんは、３分後には熟睡されてました・・・。



御仕事でお疲れなんですね・・・。



じゃねーわ！！




エルのとなりで病院を諦めてそのまま就寝ですよ！！




ランさん頑張れ！！！
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つづく


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