マイペンランちゃん

ボロいコテージでソワソワとカンボジアガールを待つ。

部屋の中で待ってると、僕がどの部屋に居るのか分からないだろうと思い、部屋の外で待つ。


まさか、来ないって言うオチは無いですよね・・・。


なんせ、初めてなもんで、全てを疑ってしまう。



待つ事１５分。

ガイド君の後ろに乗って、ガール登場。


ごめんよ！ガール！そしてガイド君！

君たちを疑ってしまって！！！


ランさん頑張れ！！！
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完全アウェイでちょっと、いいやかなり緊張している僕。


ガイド君はガールを僕の部屋の前まで連れて来て、

『終わったらこのトゥクトゥクでホテルまで連れて帰ってもらって下さい。ホテルの場所も伝えてあるので。』


おおお！　オメーマジで良い奴じゃねーかよ！！！


『ありがとうガイド君！』


お礼はお金ですよね！？


ガイド君にチップを渡そうとする。


『要らないよ！ランは友達だから。僕は何もしてない。ただ連れて来ただけだから。』


オメーって奴はマジで良い奴じゃねーか！


『ありがとう！ありがとうガイド君！』

『うん。大丈夫。けど、ランにお願いがあるんだよね。』

『何？？お願いって！？』


お金以外のお願いって・・・。


『ランと一緒のツアーのあの日本人の女の子の事、ホントに好きなんで、ラン！何とかしてよ！！』

『えぇ！！！確かに気に入っているって言ってたけど、本気だったの！？』

『うん。ホントに可愛いと思う。だから、ラン頼んだよ！』

『分かった。協力するよ。』


お金じゃないとなると、やっぱりオンナなんですね！


ランさん頑張れ！！！
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そう言うと、ガイド君は親指を立てて帰って行った。


そして、ここからが僕とガールとの戦いになる。


久々で緊張気味の僕だけど、自分、全力で頑張るッス！！



ガールを連れて部屋に入る。

ガールも緊張しているのか、クールなのか、舐められているのかは分からないけど、何も話して来る様子はない。



何かこの変な空気を変えようと、僕はガールに話しかける。

『初めまして。』

『・・・・・・・。』

『歳はいくつなの？』

『・・・・・・・。』


ヤッチマッタ・・・・・。

忘れてた・・・・・・。


自分、カンボジアの言葉、全く分からんです！！


ランさん頑張れ！！！
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つづく


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