マイペンランちゃん

ディスコは２時で閉店して、チェックする。

エルとエルの友達を連れて御飯へ向かう。

御飯を食べている途中、エルの友達のツリ目ちゃんがエルと何やらヒソヒソ話している・・・。



『どうしたの？？』

『・・・・・。』

何も言わないツリ目。


そんでまたヒソヒソ話し・・・。


『だからどうしたの？？』

『あのねラン。ツリ目はあの定員のタイ人がスゴい好みなんだって！！』

『エル！！言わないでよ！！』

ちょっと恥ずかしそうなツリ目。

『ラン、お願いがあるんだけど・・・。』

『何？？』

『ワタシの代わりに電話番号きいてよ。』

『え～！！！僕が聞くんですか！！？』

『ランは男でしょ！！お願いだから！！』

男とか関係ないと思うけど・・・。

『分かった。じゃあ聞いて来るよ。』



日本人ランさんが片言タイ語でタイ人男の電話番号聞くとか・・・マジやってらんねぇ！！


ランさん頑張れ！！！
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と言っても人ごとなので、ランさんはズカズカと店内を歩いて、その男の所まで行って、

『あのレディーがアナタの事が好きなんですが、電話番号教えてもらえませんか？？』

『どのレディーですか？？』


振り返ると、そこにツリ目の姿はない・・・。


『ちょっと呼んで来るので待ってて下さい。』

『いいえ。僕には彼女が居るので電話番号を教える事は出来ません。』

『おおおおお！！！』

逆ナンに『NO！』と言えるこの男、マジスゲー！！

てか、真面目か！！

と心で叫んで・・・・・。

『分かりました。彼女に伝えときます。すいませんでした。』



ツリ目頑張れ！！！
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何か僕がフラレタみたいな感じみたいになったけど・・・。

ツリ目を探すと、店の外で隠れて待っている。


『彼女居るから電話番号は教えれないみたい。』

ガックリと肩を落とすツリ目・・・。

そんなガッカリなツリ目を見て、ランさんは、


『ザマミロ！！』


と意地悪な一言。



このツリ目には沢山のギックが居るので、多分大して凹んではないと思うし・・・。

なので、もう一度、


『ザマミロ！！』


と言っておいた。



ちょっと凹み気味なツリ目が服屋の前に立って、

『フラレタからこの服買って！！』

２００バーツの服だったけど、勿論意地悪なランさんは、


『ザマミロ！！』


の一言。

ツリ目は自分でお買い上げ。





そんな凹み気味のツリ目の横で、思い切りエルとイチャイチャして僕たちは部屋に戻った。



ランさん頑張れ！！！
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つづく


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